幸せの選択

「ちょっと、玲衣さん?」


「もうこんな時間よ?今からお風呂入って明日の洋服決めてたら、寝る時間無くなっちゃうじゃない!!さぁ早く帰った帰った」



靴を履く私を追い越し、ドアを開ける玲衣さん


このくらいの用事ならメールで十分だったんじゃないかと思う。




「玲衣さんあのーー」

「私ね、羽生さんに『別れよう』って言ったの。まぁ、色々あってね。だけど、しんみりされると決意が鈍るから、千秋ちゃんに来てもらえて良かったわ。疲れてるのにごめんね」



にっこりと笑っている玲衣さんの瞳は微かな水分を含んでいる



「玲衣さん……私まだいれますよ?」


このまま玲衣さんと羽生さんを二人にしておいていいのだろうか

玲衣さんは、本当はまだ私にいてもらいたいんじゃないの?