幸せの選択

だけど、仕事を中断させるわけにはいかない。


最近の要さんの多忙ぶりは、藤原さんを始めJ-styleの色々な人から聞いている。

往復1時間近い時間を無駄にさせるわけにはいかない。





「本当に大丈夫です。もし、なにかあったらすぐに連絡します」


「………」





この顔は、絶対に譲らない時の顔



「お願いです。戻ってください」



深々と頭を下げてお願いする。
そんな私を見ながら、要さんは深ーいため息を漏らした。





「三島、俺にも少し息抜きの時間をくれよ」



誰にも聞こえないような小さな声で言う。