幸せの選択


「坂巻課長、今回のコンセプトはこの三島の案です。なので、このプロジェクトは彼女を中心にと考えています。」



「えっ?」



私が中心になる?


驚く私を全く気にもせず話を先に進める長谷さん




「経験が少ないのでご迷惑をおかけすることもあるかとはおもいますが、坂巻さんが三島のご存じのようなで安心しました。な?三島」




ポンと私の肩に手をのせた長谷さんを、振り返り見る




「どうした?」と何事もなかったような長谷さんの顔
そして、目の前の要さんはなぜかムッとした顔をしている。



やっぱり、私がメインだと不安なんだ……