幸せの選択

サブリーダーが要さんに今日の概要を手短に話す。


それに頷いた要さんは、




「仕事が早いですね。では、我々はそのコンセプトに合う資材をご提案できるように集めて置きます」



「助かります。なんせ家具屋なものですから、建築に関しては素人な者ですから」




「それでは、そろそろ失礼します」


長谷さんが私たちに退席を促した。




先輩が先に席を立ち、私たちもそれに続いた。







「三島!ちょっと」




今後のスケジュールについて要さんと打ち合わせをしていた長谷さんが、会議室から出ようとしていた私を呼びとめた