幸せの選択

「あ、あの!私、ショールームの三島です。すみません。私が具合悪くなっていたところに岡本さんが通りかかって、今休憩室にいます」


上手く誤魔化せただろうか?
相手の次の言葉を待つ



「三島ちゃん?大丈夫なの?」


受話器の向こうから聞こえてきたのは営業部長ではなく長谷さんの声




「長谷さん?だ、大丈夫です。ちょっと目眩しただけなんで。もう平気です!今から行きます」



「三島ちゃん!今朝慣れない早起きしたからじゃないの?」



「アハッハ……そうかもしれないです」






――長谷さん、周りにたくさん人いるんですよね?ハハハハ……