幸せの選択

肩をつかむ晃樹の手から力が抜ける
ヘナヘナとその場にしゃがみ込む晃樹


急に小さくなった彼の姿を見て、体の緊張が解けた。
震えがおさまっていくのを確認して、私は、晃樹の肩そっと手を置いて




「ごめんね、驚いたよね?私もびっくりしちゃった。ちょっと昨日から風邪ひいて熱があったんだ。だからかな?」



「えっ?熱出してたの?」



「あ、うん。でも今朝には下がってたよ?早出して仕事したのが無理だったのかな?ハハハハ……」




「何だ」と安心した晃樹の顔を見て、何とか誤魔化せたと私も安心した。