幸せの選択

下へ降りたのを確認して、ボタンを押そうとした時、グイッと腕を掴まれて連行されるように階段へと連れて行かれる。




ガチャンと非常扉を開け中に放り込まれる。
ここは、普段人が使うことが少ない階段




ガタンと再び扉が閉まる音がした瞬間、私は壁際に押しつけられた。







「ど、どうしたの?」




両脇を腕でがっちりとガードされているから、身動きが取れない。
身長差20センチ以上ある晃樹の顔を見上げると、すごく不機嫌な顔がそこにあった




「何かした……っけ?」



あまりの不機嫌さに、ビビって声が震えてしまった。