幸せの選択

「おまたせしました」


「おう、揃ったか?じゃあ行くぞ」


営業部長の一声でみんな動き始めた。




「コラ、一番ペーペーのお前が待たせてどうすんだ」


「すみません」



先輩にコツンと頭を叩かれた。





ふと視線を感じて後ろを振り向くと、ニッコリ笑う晃樹の顔
でも――



その目は笑っていない。






「どうしたの?」


声に出さず問いかけると、プイッと横を向いてしまった





「……っ!」


何を怒らせてしまったのかさっぱり分からない