幸せの選択




長谷さんのデスクは、日当たりのよい窓際。
実はこの席は皆から敬遠されている。


だって、日当たりがいいというよりは、太陽を背負って仕事をすると言った方がいいくらい暑い。



なのに、長谷さんはこの席をよく自分のデスクとしている。




長谷さんには個室が与えられているのに……




今は私が背中に太陽を背負って、長谷さんに日陰を作っている。




あれから、全ての物をシャットアウトして没頭したイメージ画を、長谷さんへ見てもらっている。




「うーん。おもしろいね。これ、ちょっと貰っていい?ちょっと手直しすれば使えるよ」


「えっ?これがですか?」



「うん。俺もこんなトコで結婚式したいって思うもん。だから、これちょっと押してみよう?」