私の変化を確認すると、肩に置かれていた手がそっと背中にまわされた。
「三島、俺がなぜお前を好きになったのかが知りたいんだよな?」
「はい」
頭の上から降ってくる課長の声は、今までに聞いていたどの声より甘く感じる。
一言一言耳に入ってくるたびに、ドクンドクンと心臓が高鳴る。
背中に回された手が、そっと私の髪を撫で始める。
心地よさに、うっとりと目を瞑る
「お前覚えてないだろうけど、俺が連日残業してた時に、差し入れしてくれたことあったんだよ」
「そうでしたっけ?」
「そう。外回りから戻ってきた俺のデスクにメモ書きと一緒におにぎりとお茶がさ」
「三島、俺がなぜお前を好きになったのかが知りたいんだよな?」
「はい」
頭の上から降ってくる課長の声は、今までに聞いていたどの声より甘く感じる。
一言一言耳に入ってくるたびに、ドクンドクンと心臓が高鳴る。
背中に回された手が、そっと私の髪を撫で始める。
心地よさに、うっとりと目を瞑る
「お前覚えてないだろうけど、俺が連日残業してた時に、差し入れしてくれたことあったんだよ」
「そうでしたっけ?」
「そう。外回りから戻ってきた俺のデスクにメモ書きと一緒におにぎりとお茶がさ」

