幸せの選択

「そうね、和也の店ならどこだって楽しいものになりそう」




『どこだって楽しくなりそう』というモナさんの言葉は、私の心にスーッと入ってきて離れない



何が1番なのかを知ることで、幸せになる……




「千秋ちゃん、ちょっと手伝って」と玲衣さんに呼ばれてキッチンへ向かう。


キッチンはプーンと出汁のいいにおいがする。
コトコトと火に掛けられている土鍋は、あっさり雑炊



「こっち運んでくれる?」


「分かりました。玲衣さん……あの、どうして河野さんのお店を引きうけようって思ったんですか?」



鍋つかみを探しながら玲衣さんに問いかける。