幸せの選択

モナさんの手を取りながら瞳に薄ら涙を浮かべている玲衣さんを見て、私までジンワリと込み上げるものがある




「ところで、そのやつれっぷりはツワリなの?」


「うん。やっと落ち着いてきたところよ」



「じゃあ、しっかり食べなくちゃダメね。待ってて今作ってくるから」


「フフフ…玲衣のご飯なら食べられそう」





「任せて!」とキッチンへ向かう玲衣さんはとても嬉しそう





「玲衣さん、おめでとうございます。いまどの位なんですか?」


「ありがとう。今3か月の終わり」



ゆっくりとお腹を擦りながら話すモナさんは、しっかり母の顔だった。