幸せの選択

だけど、急に真顔になった晃樹は、私のその手を掴み



「俺はいつでも真面目。ホントに千秋が好きなんだって分かってよ。千秋の言葉、仕草一つ一つに浮いたり沈んだりするんだから」




そして――






徐々に私の方へ近ずいてくる晃樹の顔






ドクンドクン








この先の展開は………分かっている。




どうしよう……








ガチャン



どうしようと慌てる私の背後で、機械音が鳴る。