幸せの選択

信号で止まった晃樹の横顔に、かすれた声でお詫びを告げる。



すると、晃樹がフッと笑ってこっちに視線を向けた。



「俺、迷惑だと思ってないよ。逆に、楽しそうに飲む千秋が見れて嬉しかった。ああ、こんな顔もするんだなってさ」


「晃樹、甘いね」




「そお?千秋ならもっと甘やかしたいけど」



「………あ、そうなんだ……」






どこまでも私を甘やかす晃樹。
嫌な気はしないけど、どうしても腑に落ちない部分があって、素直に喜べない。




今まで不思議に思ってもなかなか聞けなかったソレを、酔っぱらいのたわ言として聞いてしまおう。