幸せの選択

「俺的には、千秋は俺が見つけたダイヤだから、誰も触るなって言いたいんだけど。まだ俺のものになってないんだから、言えないけどね?」


「………」




車は、いつの間にか幹線道路を抜けて、住宅街を走っていた
静かな住宅街は、左右どちらを見ても大きな豪邸ばかり。




「晃樹?どこ行くの?」


この雰囲気の中、どんなところに連れて行かれるのか不安になった私は、ハンドルを握る晃樹の腕を掴んでいた。




「さっき、言ったでしょ?着くまで内緒」



「だけど……」





何も答えてくれないまま、車は自動で開いた門の中へと引き込まれるように入っていく。