幸せの選択

「そう?ならいいけど、俺ならクタクタで話もしたくないかなぁと思って。
だって、工事直前のプラン変更だろ?断ってもよかったんじゃないの?」




「うん。だけど、私にとって初めての仕事だったし、私が頑張れば何とかなるならそうしたいと思ったの。いつでもベストを尽くしたいかな?」




「模範社員だね」


ニッコリ笑いながら、クシャクシャっと私の頭を撫でる晃樹。





「もう、からかわないで」


幼子のように褒められているのがくすぐったくなって、ワザとその手を払いのけた。





「からかってないよ。千秋の頑張りがあったから新しいプロジェクトも舞い込んできたんだからさ。営業部でも千秋の評判スゲーいいんだよ。

千秋を引っ張ってきた俺の鼻高々です。あ、だけど千秋の中途採用に俺が関わったことは内緒にしてあるからね?」