幸せの選択

先を行く課長が、エントランスの自動ドアを開けると、サーっと冷たい風が入り込み、私の横を通り抜けて行った


ブルッと身震いする





「三島!早く行くぞ」


早々タクシーを道に停めて、私を呼ぶ課長の姿。


その姿は、遠目から見ても惚れ惚れするほど美しい





こんなシチュエーションじゃなかったら、舞い上がっているはずなのに…