幸せの選択

「あ…あの。飲むんですか?」

「あ?そのつもりだけど」



鼻歌でも出てきそうなほど軽快に前を歩く課長

「あ、でも今日はもう遅いですし……」


「三島、飲めるんだろ?俺も飲みたいし。今日は金曜だから時間はきにしなくていいだろ?帰りタクシ―乗せてやるから安心しろ」




「え…いや…」


なんとか辞退したい私の口実は、あっという間に課長に解決され、もう行かない理由など見つからない