幸せの選択

そんな私の様子を見て、クスリと笑う晃樹には、全く気付かなかった。









「さて、お腹もひと段落したところで始めるか?」


「いいですよ。食べ終わってない人は、そのままゆっくり食べていいからね」

「はぁい」






昼食を半分くらい食べ終わったところで、営業課の課長の合図で会議室の電気がおとされる。

スクリーンに映し出されたのは今日の主題の物件の写真。



「これが、今回の物件。実はココを結婚式場にしてもらいたいとの依頼なんだ」