幸せの選択

恥ずかしさに、顔から湯気が出ているのは分かる。



顔を見られたくなくて、課長とは反対を見ながら隣に座る




「飲めば?」


目の前にグラスを置きながら、反対の手に持ったビールを傾ける




「あ、ありがとうございます」



グラスの中に注がれる黄金色のビールを眺めながら、チラッと課長の顔を盗み見ると、クスリと笑いながらこちらを見る


瞬間、目が合ってしまった。


反射的にハッと目を逸らしてしまったため、何か理由をつけなくてはと焦る






「あっ!これ、美味しそうですよね?さっき運んでて食べたいなぁって思ってたんです……」