幸せの選択

私の手を引き、キッチンへ戻る河野さんは、小さな声で「サンキュ」と言った。


振り返り見た課長は、「やれやれ」と苦笑しながらも、「うん」と頷いてくれた。




「千秋ちゃんって、すげーな。あの坂巻を打ち負かすなんてた誰にもできなかった事だぜ?」



「えっ?そうなんですか?課長は、けっこう尊重してくれますよ?」


「いやぁ、それは千秋ちゃん限定現象だよ。俺は今まであんなアイツ見たことない」