午後2時半、昼過ぎのオフィスにはポカポカとした陽ざしが差し込み、さっき昼食を食べたおかげで空腹でもなく、ちょうどいい具合に眠気を誘う空気が漂う。


このオフィスは、集中できるように基本一人ひとりのデスクが仕切られているため、周りからの視線を受けることも無いのが、一番気が緩む原因



自分が叩くキーボードの音でさえ、今は子守唄のように聞こえてくる


――あー、もうダメ