幸せの選択

「はぁー」

すっかり冷めたコーヒーを口にいれてから店を出た。



店を出ると、もうすっかり冷たくなった風が通り抜けていった。



ペチペチと頬を叩いて気合いを入れる。
今日は、午後から初めて私メインの仕事の打合せがある。



今日のために、昨晩まで色々と下調べをして用意した。

それが一気にぶっ飛びそうになるほど、晃樹の告白は衝撃的だった。



「とりあえず集中!」


もう一度パシンと気合いを入れて、オフィスに向かった。