幸せの選択

「千秋、さっきはごめんね。俺ついカッとなっちゃって……もう2度とあんなことしないよ。だから、今までみたいに二人で楽しくさ――」


「もう…ムリだよ……ごめんね……」



絞り出すように出した声は、弘之に届いたのだろうか?

そっと顔をあげて弘之を見上げる




――その瞬間、目の前が真っ暗になった