「よし」と小さく頷き、私の頭へポンと手をのせながら、 「三島、これから先、俺に遠慮なんかするな。俺がお前の力になりたいだけだから」 「課長…」 バタンとドアを閉めてから、運転席へ乗り込む課長の姿を、涙で歪む目で追う。 「三島、とりあえず行く当てあるか?」 フルフルと頭を振る 「実家は?」 「こっちじゃないです」 「そっか、じゃあ……俺の家に来るか?と言いたいが、お前がいくら弱ってても、お前を襲わない自信が今の俺にはない」