「もう帰ろっか。」 堺は叩きながら立った 私も立ち 砂を落とすため叩く 堺がまた私の手を握ろうと 手を伸ばしてくる パシ――― 「触んな・・・」 堺の手を払い除け 堺をおいてさきさきと 旅館に帰る私だった 「俺もこんな女初めてだよ・・・」 1人残された堺は払われた手を 見つめつぶやいていた サッ――― その頃誰かが2人の様子を 見ている人がいた