その時ドアが開いた
「お母さん・・・」
声になならない声で助けを求めた
お母さんはとても悲しそうに
寂しそうな目で私を見た
お母さんも顔が腫れ上がり
体にたくさんのアザができていた
「・・・ごめんね・・・・
ごめんなさい・・・ごめん」
私を抱き寄せ
何度も何度も謝ってきた
お母さんもこの時泣いていたんだろう
お母さんは悪くないのに
何で謝らなくちゃいけないの?
なんであの人のために
お母さんが耐えなくちゃいけないの?
小さな子供には疑問しか
浮かばなかった
あれから私は雷が嫌いになっていた
この時を思い出してしまうから
しっかりと明確に
1人じゃ不安になってしまう
どうしようもなくなって
怖くなるんだ

