一万回目のプロポーズ

「無断欠席で?」

「そっ。」

「なぁ・・・」

「ん?」

「保育園の時、よくプロレスごっこしなかったか?」

「したね~。あの時は私が全勝だもんね~?」

私は振り返った。

「今はどうかな?」

「今?無理だよ~」

「なんで?」

「え~だって握力とか腕力とか手の大きさとかもいつの間にか負けてるもんw」

「じゃぁ――――」

瞬は私をおした倒した。

「きゃぁ!」

「これでどう?」

私は両手をがっちり抑えられた。

(み・・・身動きがとれない・・・。)

「ちょ・・・何・・これ」

「プロレスごっこ。」

「・・・さ・・・」

「さ?」

「さったとでけぇぇぇぇ!」

私は片足を瞬の大事な所に蹴った。

「・・・お・・・お前。。。」

瞬は真っ青。

そりゃそうだろう。

大事な部分を蹴ったんだもの。

「さっ、教室に戻ろう♪」

私は屋上から出た。