愛 シ テ 【完】





「誰も俺を必要としてくれないし、これといったものがなかったし...」

「...」

「原因はわかんねーけどさ。つらいことがあったら誰かにいえよ」

「...」

「きっとその人が助けてくれるから」

「......っ」




先生の優しい声に、また涙が溢れた。

顔は見えないけど、きっと今、優しく微笑んでくれてるよね?