「...ありがとう」 「え?」 「......なんか、もういいや」 「...」 「すっきりした!ありがとう、中崎!」 「......」 「寒いね、帰ろうか」 「木原」 あたしはベンチを立とうとした瞬間、中崎に腕を掴まれた。