あなたに捧げるストーカーの歌


「つっっっ!」
急に腰に激痛が走った。
「腰?腰が痛いの??」

奴は私をそーと下ろした。
「おんぶ。おんぶなら痛くないと思うんだけど。ごめんね勝手に上がってきちゃって。」


ほんとだよ。
ふざけんなよ。
ストーカーフォト野郎め!!

彼は私に背を向け、喋っている

今なら反抗することも出来るかも知れない

でも
奴に

私は殴ったり
蹴ったり
金属バットで叩きつけることが出来るだろうか……?


いや。
今殺ったら
お粥も食べれなくなるだろう
食べたい
お粥食べたい。
お腹すいた。

殺るのは後にしよう。

よし
私は乗った。
私はおんぶをしてもらってリビングへ行き
お粥を食べて私の部屋に向かった。

「幸田さんちがこんななんてね~」

勝手に入ってきたくせに…
ん?

そうだよ
わたし大事な事。

忘れてませんでしたか



奴がストーカーということ…