secret name ~番外編~


「あんた、ちゃんとセッテの事、好きなの?愛してるの?!伝えてるの?!?!」

詰め寄るトレに、体は自然と後ずさる。
彼女の言葉に思わず赤くなれば、満足したようにノーヴェの頭を撫でた。
「そーゆーとこ、ほんと可愛いな。」
「・・・どうも。」
にやにやと笑うトレやクアットロから顔をそむけ、トレーを持って立ち上がる。

早く、バイクのところに行こう。

冷やかす先輩猫達をしり目に、ノーヴェはトレーを片付けて、バイクのある駐輪場へと向かった。