22時。
まだアツからの連絡はない。
こりゃぁ、会えるのは明日の朝かな・・・
明日の為に今日は早寝しとこう・・・とその前にアツにメール。
本当はTELしたいけど・・・仕事中だったらいけないし。
メールなら邪魔にならないよね。
‘お疲れ様〜!まだ仕事かな?今日は会えなさそうだね。明日朝9時にアツん家行くね!’
送信してすぐにメール受信。
‘わりぃ、和歌!早くにそっち向かうつもりだったんだけど、会社の連中に捕まって麻雀してる。明日9時に迎えに行くから!’
・・・ま、麻雀?!
だったら早くに連絡してこいっての。
‘麻雀とか聞いてないし!もっと早くに連絡してよね?!バカっ!徹マンだったら怒るよ?’
‘ホントごめんっ!明日、和歌の好きなものなんでも奢ったるから!’
・・・もぉ、仕方ないなぁ。
麻雀の邪魔しちゃ悪いからこの辺でメールはやめとくか。
明日は私の両親に結婚の挨拶・・・
アツ、どんな感じに言うんだろ・・・
お父さん・・・何て言うかな。
ベッドに横になって、目を瞑り、明日の事をいろいろ考える・・・
明日の事を考えてるはずなのに、頭の中に出て来るのは・・・
奥原くんの事ばかりだった。
今日、楽しかったなぁ。
ずっとドキドキしてた気がする。
今頃・・・奥原くんは何してるんだろ。
普段、奥原くんは何して過ごしてるんだろう。
音楽聴いたり、映画観たりするのかな。
ゲームとかしないだろうなぁ〜
お笑いとか見て大爆笑したり・・・しないだろうなぁ。
いろいろ想像してたら笑えてきちゃう。
携帯に手を伸ばして、アドレス帳開く。
奥原くんのTELを出して、発信・・・
「うわぁっ!」
発信しようとしたら、いきなり着信画面に切り替わった。
「もっ、もしもしっ?!」
「あ…俺だけど…」
「う、うん。何?急に…」
「別に用はないんだけど…今彼氏いないでしょ?だからちょっと掛けてみた」
「えっ、ちょっと待って、なんで、彼が居ないって知ってるの?」
「…さっき見かけたから。」
「…そう。なんか麻雀がどうとか言ってた」
「そうなんだ…で、和歌さんは今暇なの?」
「…暇なわけ…ない事ない」
「ハハッ、それどっち?暇なの?暇じゃないの?」
「…暇かな…どっちかというと」
「そっか。じゃぁ…今から会えない?」

