「…で。なんで和歌、こんなにベロンベロンに?」
「わかりません…。勝手に和歌の携帯から呼び出してごめんなさい…。タクシー呼ぼうかと思ったんですけど、和歌が、‘アツを呼べっ’って言ってきかなくて。」
「それはいいんですけど…和歌がこんなに飲んだのは初めてかも。何かあったんですかね…」
「…仕事が忙しかったからかな。やっと今日ピークを過ぎたんですよ」
「ハハッ。それでか。単純だなぁ。和歌は。じゃぁ、俺連れて帰ります。すみません、色々ご迷惑お掛けしてしまって」
「いえ。じゃぁ、お願いしますね。」
・・・アツの声がする。
気のせいかな・・・
ふわふわして気持ちいい・・・
このまま・・・寝ちゃお・・・

