「…で?あのイケメンくん…奥原くんだっけ?どうなってんの?」
純ちゃんと店に入って乾杯してからいきなりの質問。
「ゴホ…ゴホっ… な、なに突然…」
「なに…じゃないでしょ。イケメンくんと例のおでん事件振りって感じじゃなさそうだったもん。」
「…何もないよ。ただ、この間具合の悪い奥原くんを助けただけで…」
「ふぅ〜ん。まぁ、いいわ。和歌は歳下なんてって言ってたもんね。…にしても。ホント、カッコいい子だったなぁ。彼女羨ましい〜っ!」
「…そうだね。彼女…」
・・・彼女・・・か。
なんだかんだでやっぱり奥原くんは高校生だったなぁ。
制服着た彼女・・・と似合ってたし。
楽しそうに話してたし。
高校生同士、話が合うんだろうなぁ。
・・・って。
私、一体何考えてんの。
ブンブンと頭を振って、グイッとグラスを空にした。
「さぁて!純ちゃん!!今日は飲むぞ〜!付き合ってね!」
「おう!なんだかよくわかんないけど飲もう飲もうっ!」
・・・
・・・
・・・

