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夕食後、そのままアツの家にお泊り。
マッタリしていたいけど、今日は外まわりをしなくてはならないから少し早めに出社。
「アツ~?起きて!朝ご飯食べちゃってよ!!」
「...んぁ~。ねみぃ~」
キッチンから叫ぶと寝室からか細いアツの声が聞こえる。
「ちょっと早く起きて!!私、今日早く会社行かなくちゃいけないの!!」
「......」
あれ・・・返事がない。もしかして二度寝してる?
チラっと寝室を覗くと、布団の中で丸まったアツの姿・・・
「もぉ!しょうがないなぁ...子供かっ!!ほら、アツ起き...キャッ...」
「つ~かまえた~♪」
アツに布団の中にひきずりこまれて、おまけに組み敷かれてチュっとフレンチキス・・・
「ちょっ、ちょっと!早く起きてってば!」
「起きてるよ。っつか、やっぱ、朝起きて和歌がいるってめちゃ嬉しいかも。」
そう言いながらアツは私をギュッと抱きしめた。
私もアツの背中に手を回し、ギュッとする。
「...うん。私も...大好きアツ」
「俺も好き...」
耳元で聞こえるアツの声にクラクラする・・・
「なぁ、和歌...」
「...ん?」
「ずっと一緒に居ような...」
「...うん。」
「っつかさ...前から思ってたんだけど...」
「うん?」
抱きしめられたままだから・・・
アツの鼓動が一気に速くなったのがわかった。
「...そろそろ...一緒にならないか?」