私は君に恋をしました




アツといる時はドラマはみない。

アツが家に来てる時は出来るだけアツと話をしていたいし、触れていたいから。

だからアツといない時にまとめて録画したドラマをみる。


今のお気に入りは、大好きな俳優さんが出ているベタな恋愛ドラマで、好きな相手となかなかうまくいかず、ライバル出現あり、すれ違いあり…ってストーリー。



なんで、お互い好きなのに気持ちを素直に伝えないんだろ。

好きなら好きって言えばいいのに…


私だったら、正面から好き好き言っていくだろうなぁ…

すれ違いとか嫌だし…






何話か見終わって、携帯で時間確認すると、もう日付が変わっていた。



…アツ…今頃まだ飲んでるのかな…


恋愛ドラマをみた時は必ずいつも以上にアツが恋しくなる。


楽しく飲んでる最中にメールとかするのは嫌なんだけど、アツに会えない淋しさは抑えきれない。


‘まだ飲んでるかな?アツに会えなくて淋しい…明日は会おうね!’



私は素直に今の気持ちをアツにメールした。



するとすぐに携帯が鳴る。



‘今まだ飲んでるよ!俺も和歌に会いたい!明日は俺ん家おいで!大好きだよ、和歌’


まだまだメール会話をしていたいところだけど、飲み会の真っ最中だから返信はせずにおく。



アツに会いたい。



私は携帯を握りしめたまま眠った。