とりあえずついて行く。

海の家の陰の所で、上山が止まった。


「な、何でしょう?」


怖いよー

あたしに何の用が?

早く終わらせて下さい・・・。


「華月、好きな人いる?」

・・・は?

何でそんなこと聞くの?

「特にはいませんけど?」

いるわけないない!

私、男嫌いだし。


「そうか、じゃあ・・」


じゃあ?

・・・やっぱり暴力ですかー。

「華月のことが好きです!良かったら俺と付き合って下さい!」



・・・・え?

今何て言った?

空耳? 聞き間違え?


「え、今なんて・・?」


「二回も言わない。」


上山は苦手だけど、告白されて悪い気はしないしなぁ