「大丈夫か?ちゃんと休めよ!」

「えっ!?…うん。」

まさか、上山があんなこと言うなんて…。

ちょっと見直したかも。

ん!? もしかして今、鈴夜くんと二人きり!?

運んでくれたんだよね。

お礼…言わなきゃ。

「えっと…。運んでくれてありがとう…。ごめんね、重かったでしょ…?」

「いや、重くなんてなかったし。気にしなくていい」
あ…。また、この感情。
心がポゥ…と温かい。