裏門に着いたけど、
誰もいない・・・

イタズラ?

帰ろうかな~

後ろを振り返ると・・
天宮が立っていた・・

「この・・手紙。
 天宮くんが・・?」

「あぁ、そうだけど?」

「何の・・用?」

「朝のことだけど・・」

「朝?・・のこと」

何のことだろう?

・・・・・あ!

やらされてた時のこと?

「やらさ・・れてた時?」

「そうそう、それ!」

「心配・・してたの?」

「まぁ・・・うんそう」
天宮の顔がちょっとだけ赤く染まって見えた・・

「華月は好きな人いる?」

「え・・いない・・けど」

「そうか、結構モテる
 のにもったいないな」

「モテないと思うけど」

そんな話聞いたことないし告白されたこともないのに。

「あれ?自覚ないわけ?」

自覚も何も、良い所無いし

「本当は、用はもう一つ
 あるんだけどな・・・」