戦国ラヴァース

これはかの有名な織田信長の日常


「・・・・さま・・・吉法師様」

「・・・・・。」

「起きてくだされ」

「・・・・・んあ?」

「吉法師様起きてくだされ」

「・・・・ん、あぁ」

「もう昼でございますぞ」

「何!?」
おかしいな、昨日は早く寝たはず

「本日はあなた様の元服式にございますぞ」

あぁ・・・そんなのがあったな、めんどくさ

「はぁ・・・そうか、じゃあ俺は着替える」

そういうと俺を起こした男、政秀は部屋をあとにした

「あーー!!だっるいしっ!!」

そんなことをいってると使いのものが俺に正装させてそくさくと帰っていった

そして俺は一人で元服式が行われる場所に向かった

「おぉ、吉法師きたか」

そういったのは父だ、おれはその言葉に頷きながら座った

「今日はめでたい日だ早速、式を行うとしよう」

そして式は着々と進んでいった

俺の名前は加冠状に書いてあった「信」に長の字をつけて

「信長か・・・」

そんなことを呟いていると父が喋り出した

「今日で吉・・・いや、信長のうつけも最後であろう」

うつけとは愚かなものや変わった者などを指して言う言葉である

でも正直どうでもよかった、うつけなんて気にも留めていない

それから俺は自室に戻り軽装に着替え、街に出た

いつも人で溢れている通り、今日も例外はない

俺は懐からスマホを出して馴れない手つきで市佳に電話をかけた

「・・・・・・・・・。」

出ねぇw

ちなみに俺のスマートフォンデビューはつい先日だ

そうして市佳とは連絡が取れなかったので俺はまた歩き出した

「さて、どこ行こうか」

ぶっちゃけた話、現在進行形で目的がない

俺はとりあえず歩く、歩く、歩く

飲み物を買って歩く、歩く、歩く

日が暮れた・・・。

夜の街を歩いていると何人かの女に声をかけられたがスルー

そんなとき、市佳からのメールに気づいた

「あのヤロ・・・」

俺は市佳からのメールを見ながら“チッ„と舌打ちした