神様、ナオに出逢わせてくれてありがとう。
私は一番の幸せ者です。
今でも思う…
ナオ、キミのいちばん近くにいたいよ
雲ひとつない青空－
「ナオー！」
「なんだよ、相変わらず声でかいな、ナオ」
「ナオー！」
「なんだよ、聞こえてるって」
「あたしたちって結婚したら同じ名前なんだね！」
「あぁ、そうだな」
水澤直
それがあたしの名前
藤堂尚
それがアイツの名前
「とうどう…なお…」
悪くないな…
悔しいから言わないけど。
そんなことを思った高1の初夏
これは
スナオになれないあたしたちが遠回りして傷つけ合って一生懸命、恋をした物語
