予想通り、わたしはチクリ魔としてさらにイジメを受けることになった。 担任はイジメがあることに気が付いていた。わたしだってそんなに鈍感じゃない。見て見ぬふりをしていることだって知っている。 小学六年生、掃除当番をひとりで押し付けられた日だった。 掃除を終えて玄関で靴を履き替えていると、担任が通りかかってあしを止めた。 「山崎さん。 あなたね、服も…汚いし。イジメられても当然よ。イジメられる原因はあなたにある。」 担任は冷めた目でそう言うとスッとその場を離れた。 わたしは泣きたくなった。