わたしは落ち着くまでベッドに寝かされた。一枚のカーテン越しに保健の先生がいた。


『先生。』


わたしはベッドに入ったまま声をかけた。


「なぁに?」


すぐに優しい声が返ってきた。


『わたし、先生にも迷惑かけちゃってるかな?』


この質問にも優しく返事をしてくれた。


「余計なこと考えなくていいんだよ。山崎さんがここにいたいならいればいいの。何も心配しなくていいのよ。」


そう言ってくれた。