保健の先生はそれ以上なにも聞いてこなかった。 わたしはいつの間にか深い眠りについていた。 何だか久しぶりかもしれない。こんなに眠れたのは。 不思議なものだ。 学校という恐ろしい場所でこんなに眠ってしまうなんて。自殺行為に近い。 でも保健室だけはとても安心できた。何故だろう。一歩保健室に入っただけで別世界のようだった。