わたしはそのまま教室をでてきた。もうどうでもいいと思った。 家に帰るとまた母に叩かれるかもしれないと思い、保健室に向かった。 「あら、どうしたの?体調悪い?」 保健室には白衣を着た綺麗とまではいかないが、わたし基準で並みの容姿の先生がいた。 『頭痛いから寝かせてください。』 わたしはそう言って勝手にベッドに入った。