その日は部屋から一歩も出なかった。一晩中泣き続けた。 理由も聞かずに手をあげた母にショックだったのだ。 わたしと母、どちらが正しいとは言えない。むしろどちらも間違っているとさえ思う。 だけど、本当に誰一人味方がいない世界は辛すぎる。 苦しすぎる。