わたしの隣の席は竜川というとてもネガティブな男子だった。
太っていて、
「自分なんか…」
が口癖だった。
いつも竜川は嫌なことがあるとぶつぶつと何かを喋っていた。
聞き耳をたててみると、鳥肌がたった。
「ヤマザキシネブス。
オレガセンセイにオコラレタノハヤマザキノセイダ。
シネ。シネ。
コロス。」
もちろんわたしは竜川と話したことはなかった。わたしの存在が嫌いなのだろうか。
それにしても、わたしだって傷付く。
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