そうだ。もしかするとこの人たちは、人の死に対して無関心なのかもしれない。

だとすれば…

わたしは殺されるかもしれない。

もうプールの授業は受けない。そう決めた。


授業が終わるとまたいちばん最後に着替えをした。


ない。


どこを探してもブラがなかった。わたしは何度も何度も更衣室中を探した。

それでも見付からなかった。


「あははは…」


わたしの必死な姿を見て、花田と小鹿が笑っていた。

小鹿も花田と同じく男子にとても人気のある女の子だった。