「ゆーびきーりげーんまーん、う―そつ―いた―らはりせんぼんのーますっゆびきった!!」 勢い良く離れるふたつの小指。 思いっきり笑うシュンの顔に木漏れ日が落ちていた。 自分はおっきな嘘をついている。 この約束とは関係ないけど、はりせんぼん飲まなきゃかな。 シュンにはとうとう言えなかったけど、来年来たらちゃんと言おう。 小さくて大きな決意を胸に、彼に背を向ける。